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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

You should go your own way when I am wrong.

2014.09.20 カテゴリー: 仕事日記

主業 ・ 副業とか言うけれど。

私は個人的にも、いくつかの会社から依頼をもらって動く。

当社の就業規則にも、

 

「副業はどうぞ。ただし報告はしてね。」

 

と明記をしている。副業が問題ではなく、副業によって主たる業務に影響が起こることが問題なのだ。競業会社で働いてもいいじゃないか。オカネに色は無い。自分の強みを、買いたい人に売るのは当然の行為だ。高く買ってくれて、居心地がいいなら、その会社にうつってもいいじゃないか。当然の権利だし、健全だ。

 

取締役などとして、「他社」でも就任する例はいくらでもある。自分の会社で、「従業員の社外活動」を認めないのはおかしいと感じる。

 

カイシャだけに身をゆだねるのは危険と言われる。カイシャだけに閉じた人脈、スキルが危険ということで、カイシャに所属しながら、自らの価値による他流試合をどれだけできるか?ではないだろうか。

 

実際、出世する人はカイシャと、社外、顧客をうまく結合させて成果に結びつかせる。定時にカイシャを出て、同じメンツと同じ場所で、同じ会話をしている人は、高等遊民か、キャリアに良くも悪くもブレが無い方々。「よく飽きないな」と思うが、そこに幸せはあるんだから、私がどうこういうことではない。

 

さて先日、こちらの会社のHPにコンサルタントとして掲載されたようだ。我ながらイラっとする髪の生え際で、ボウズに戻して良かった。この会社は、リクルート出身者も多い。大学生活をスタークラスとして過ごした面々がいらっしゃる会社だ。掲載時、

 「大学時代の写真ありますか?」

と聞かれたので、自宅を調べたところ、1枚しかない。共に写っている同窓生の名前は誰一人としてわからない。写真と同時に、学位と成績表を見つけたので、「学歴詐称ではないぞ」とアップしてしまおう。

 

IMG_20140920.jpg 

IMG_2014092001.jpg

えらそーに言うけれど。

まったく、素晴らしい成績だ。一応、卒業に必要な単位は4年で取りきって卒業したらしいが、何の勉強をしたのかさっぱり、全く覚えていない。

政治学の学士の価値ってなんなんだ?卒業後に一度も名乗ったことはないし、名乗れるようなものでもないんだろう。

 

当時、大学を選んだ基準は

 

「卒論が無いらしい。入学試験に古文が無いらしい。」

 

という基準だった。バレーボール部の先輩に2名、1浪して入った人、現役の推薦枠で入った人がいて、その人から聞いた。

 

「へー、高校では先輩後輩なのに、大学だと同学年になるんだ。なんだか残酷。」

 

と感じたことを覚えている。そして、高校3年の10月ごろから勉強をした。日本史と現代文だけで合格点に達したはずだ。当時から英語はNG。

 

「選択と集中」という名の、「要領」は当時からいい。典型的な器用貧乏。入試の時に、(たぶん)初めてキャンパスに行った。入学後に、ボンボン系大学ということを知った。

 

文系私立大の学費400万円超+生活費の価値はどこにあるのか?こればかりは親に感謝をして、返済しなければいけないのではないかと思ってはいる。

 

今さら思い出した。1年目から、ゼミすらいかず、2年目に1年生と混じって受講したが、1年目は「小原ゼミ」ではなかったか。成績表右下によると、同じ先生を2年連続で受講しているようだが、間違いである気がしてきたが、問題はないか。検索してみたら、政治学科のページがあった。

 

成績の基準についても「欠」はわかる。なんで「不可」なのか。たぶん出席日数。とかだろう。なぜ「優」で、なぜ「良」なのか。ドイツ語なんて2、3文しか覚えていないぞ。学費に相応する成績表として、いまさらクレームをつけたくなる。こういう双方向的でない、一方的な授業がカイシャに都合の良い一面的な人間を創りだすのではなかろうか。

 

そもそも大学1年目、あまりに学校でやることがなくて退学しようと思った。台頭してきた、「デジタルハリウッド」に入学したいなと少し考えていたのだが、別にCGやゲームが好きなわけでもなく、ウヤムヤに日々を過ごした。弁護士や税理士を目指した「瞬間」もあるが、すぐにやめた。結局何がしたいのか、いまだにわかっていない。

 

4年次のゼミの合宿で、加藤節教授の

 

 「キミはなんかやりそうだよね。」

 

という言葉だけが、卒業後のモラトリアム期間~今も励みだ。今のところ、私はなにもしていないし、新聞の社会面にはお世話になっていないようだ。

 

 

こんな私が、スタッフにチクチク言っている。

 

 

言えるような経歴の人間じゃないよな、と思いながら、礼儀、ビジネスの進め方・こころの在り方として「こうしたほうがいい」というコツを、アドバイスとして発信している。自分には、何もないことだけは知っているし、それなりの小さい成功経験はあるとは思っている。が、特段に専門性のないワーカーの延長線上にある「世渡り的な」仕事術だ。

 

 

ゲタをはくということ。

高いカネを出して、「学士」というゲタを購入する。それをはいて、カイシャに出ると、

 

 「なんだか仕事をしているみたい~。中流みたい~」

 

の人間の出来上がりだ。まったく、高学歴管理職の半分以上は不要だろう。権利意識とプライドが、生産性を落とす。会議の80%は

「てか、どーでもよくない?さっさと決めて実行すりゃいいじゃん。」

ということばかりだ。人に仕事を付けるのではなく、仕事があるから人を付けないと。役所じゃないんだから。 

しかし、文系人間は消費サイド、人的ネットワークとしての存在価値たぶんにある。フォロワーがいなければリーダシップも何もないように、消費する人間がいるから生産する人間がいる。

会社を興して10年、自分なりの答え、スタイルが出そろってきた。更年期障害には早いが、

 

 

 ・自己否定ができなくなる。

 ・自分のことばかり話す。

 ・執着する。

 

となる。そんな会社、人間にはなりたくない。 退き際は潔く。 

 

「言うこともない、やることもない。私自身がこの会社には不要。」

 

となるように過ごしてはいるんだが、まだまだ成果が足りない。最近知った、よくかかる曲の歌詞に共感する。


 Nico & Vinz – Am I Wrong [日本語字幕付き Ver.]

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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