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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

評価結果と理不尽さ

2011.12.29 カテゴリー: 仕事日記

「人事考課をせねばいけません。
 ・信賞必罰なのか、
 ・やってもやらなくても同じなのか、
 ・やって失敗して評価が下がるより、やらないほうがいいのでは
 ないか」

 などとお客様に相談していたら、

「社会自体が不条理なんだから、評価自体に理不尽さが伴うのは当然なこと」

と言われ、「おぉ」と思いました。

そのお客様は、トップシェアメーカーの役員様です。
毎度、「おぉ」な言葉を頂けます。
 

==
私が考えるに、そもそも人が人を裁くことなどは、本質的にはできない。
時代や環境によってさだめられた、「人が勝手に作った法律」が基準になっている。

・戦時中は、覚せい剤も合法だった。人を殺してもよかった。
・大麻取締法が厳しいのは、同様の効果が得られる酒と違って簡単に栽培でき、
 課税がしにくいから。
・昭和初めまで、「間引き」もあった。
 etcetc

さて・・・人事考課は

会社の人事機能がつくった、「勝手な社内法」によって社員を評価する。
だから、指標をできるだけ明確にするために
 ・定量的 = 数字 = 誰でもわかるメジャー
 ・定性的 = 感覚的、計れない
を、とってつけることになる。

そして、

賃金に反映する

ことが重要になる。

賃金は上がっていれば文句は出ないが、下がっていれば文句は出る。

成長が矛盾を内包する。だから企業は成長しなければいけない。
横ばいは衰退を意味する。下降は死を意味する。

また当然だが、評価時点では結果がでている。その評価に対し

低い者には、「今後への期待」
高い者には、「維持とさらなる向上」

を、直接説いてあげればいいのだろうが、とても苦手だ。

「人から言われる前に自分でやりゃいいのに・・」
 と思ってしまう。

なので去年から、

http://www.rep1.co.jp/contents/doc/data/FY10_Rep1_SkyPaper_open.pdf
 勝手な分析資料(pdf)

を作成して、結果を論じている。

設定した未来・目標とのギャップを評価という形で計るわけだが、
「過去」からの結果を「今」論じても、「未来」が拓けることなどはない。
きっかけにはなるかもしれない。

だから、

「やった?やらなかった?」
「できた?できなかった?」

を毎年ブツブツ言うわけだが、いいかげん飽きてきた。でも

「自己責任だよ。」

と放つほうにも、自己責任はあるわけだ。

「自己責任だからね。」

といって、
社員を活かさず殺さず雇用し続け、価値のない会社にするのも、自己責任。

だから、「メッセージとして、評価を下す。」
 

なにかいい方法はないものかなぁ。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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