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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

2023年度始めのごあいさつ

2023.01.01 カテゴリー: 仕事日記

株式会社レップワン
                                  代表取締役
                                  福田 兼児
 
 新年が明け、株式会社レップワンはおかげさまで20期目を迎えました。先期は創業来
最高値の売り上げを記録することができ、かかわる方全てにあらためて御礼申し上げま
す。世界市場での存在感、意義深い事業を営む新顧客をお迎えすることもできました。
後述する「供給不足時代の適正単価」を受容できる顧客と共に今年も歩んでいきます。
 
さて、昨年初のあいさつで私は
 
・投資(マネーゲーム)と、事業(労働や生産)・・カネの価値の再定義が必要
 ・過干渉、説明過剰、過剰設計、過剰管理、etcの・・仕事の原理を変える時が近づく

 
と言いました。昨今、物価上昇が起きています。これは政治家と金融家の作為によるイ
ンフレ(通貨供給過多)が主原因ではなく、「供給不足」という労働者サイドの原因に
よるものでしょう。作り手、成り手がいなければ価格があがるのは市場原理の当然です。
存続できないモノ・サービスは「供給不足時代の市場」に必要ありません。
 
今後は、数がいるから、勤勉で善意にあふれるから、やってきたから、という
 
「人に期待をした社会・業務設計や構造の限界」
 
が来ることでしょう。人口減少時代にいつまでたっても道路や建築物、モノを作りたが
る既存産業と意思決定に頼った社会構造。広義の戦後、昭和の価値観でコトを判断する
のは正義でしょうか?安くなった日本に対して、外資が投資してくれるから需要も大丈
夫でしょうか?彼らは根本的に条件や価値観が違う人たちです。
 
もともとこの国は「外圧でしか変われない」という習性をもっています。しかし今、
「この国は外圧を受けるに値する国」でしょうか?健全な内圧を機能させていかないと
「勝ち逃げ世代の遺産」すら維持・運用できないでしょうし、凍結、廃棄を見据えた予
算配分をすることになるでしょう。
 
「あれもしなきゃ、これもしなきゃ・・」という過度な善意による責任逃れ。「対価と
検証なき過剰な詰込み」。負荷を強いられた供給側が需要側に立つときの勘違い、地位
乱用の負の連鎖を断つべき時が来ているでしょう。
 
人口、国内市場は減り、技術は総合的に中国に抜かれ、国防すら満足に自国で賄えない
のです(自衛隊という軍隊の定員割れ、相手に対応できる武器の保持不足)。若者は将
来に希望を持たず、子供を作りません。合理的に考えて当たり前のことです。ニセ移民
制度で労働力を賄う始末です。
 
当社も昨年、「IT(SIer)業界に限界を感じて他業界に転じた20代」を4名生みました。
 
正義の敵は悪ではなく、別の正義
 
と言われます。「忍、努力がない」と彼らを一方的に否定することはできません。今、
あらためて巷を見渡すと中年・老人だらけであることに気が付くでしょう。おそらく
日本人の平均年齢は53歳程度、今後若返ることは不可逆です。現役において数で勝る
40代以上の設計、製造した制度、成果が総じて若者世代を苦しめていることでしょう。
たまたま先に生まれただけの「我々の正義」は今後に通じるのでしょうか?
 
・経験がある、中老年のクセ
・経験がない、若者のカケ
・各種の格差、性差のズレ
 
年を取り、諦観あふれる分別オジサンになる自分を嘆いていても仕方がなく、私の使命
は「当社で働く人を豊かにする」ことです。そのために私自身は「クセの無い、シンプ
ルなオジサン」でありたいです。クセが無いとは、因習や典型にとらわれない。シンプ
ルとは、本質的で非過剰と非虚飾を貫くことです。
 
当社は
・先進技術やなかったサービスの提供(質)
・株の公開でスケール(量)
で進む会社ではありません。いたって地味な、誰かがやらなくてはいけないコトをコツ
コツとする問題解決型事業です。ITインフラという土着的、設計・構築・運用という息
の長い農業的な就労です。しかし国内には「儲かっている農業」も人知れずたくさんあ
ります。
 
今年の言葉は、「巧克力」とします。
 
一見、巷にあふれるキラキラワードのようですが、意味は中国語で「チョコレート」で
す。自分たちを棚上げにした各論の数々、見たくないことは見ない、見せない大本営発
表、知りもしない他人の挙動に一喜一憂しているSNS、匿名コメント時代への皮肉です。
 
私自身がカイシャの適切な「内圧」でなければいけませんが、チョコでも食べながら気
楽に、流されない自立したサービス提供を軸に、わきまえた運営を今年も続けます。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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