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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

クリスマス、時給5,500円と女性の社会進出

2010.12.27 カテゴリー: OFF・食

クリスマス、土曜の昼にツルルと電話が鳴ったので、出てみたら友人の妹でした。確か、女子大を来年卒業して就職も決まっているはず。用事、まして恋心など無いはずだがと会話をすると、
 
「バイト始めてん」

嫌な予感。

「卒業旅行のため?頑張ってるやん。家の近所で?」

「シンチで」
 
ビンゴ、鉄板。
 
ノルマもあるらしく、姉から私に電話をしろと言われたらしい。全く、全くうれしくない期待、男冥利。まさか友人の妹から営業電話が来るとは。
 

まー、お付き合いも見栄もあるし、
 

「仕事終えてからだから遅くなるけど、いくよ。いくよ」

意志弱すぎ。そうしたら、夕方までに
 

「メリークリスマス」
 

などと、普段は絶対に来ない友達??から、メールがくる。それも2名。・・・あぁ、この人達もシンチで。先約がある、と、つい先ほどできた何ともな用事をにおわせる。

さて、区切りもついた22:30ごろに店に行くと結構混雑している。
テーブルには申し訳程度のチキンとサンタロウソク。確かここは、シンチでは?有名グループの店では?
 

「ありがとう〜。クリスマスやし、シャンパンもキャンペーンしてるで〜。」
 

「はぁ?なんでやねん!」
 

と、残念がる妹へ、姉に電話をするようお願いする。
 

「君のおかげで僕は、妹のノルマを少しでも助けてあげたい一心の、下心も何もない、いい人から、お店ではケチで残念な、どうでもいい人になってしまった。」
 

と、笑えるクレームを入れる。お付き合いでシャンパンはいれないでしょ。シャンパンのことをかの地では「泡モノ」と言うらしいが、
 
「知ってる?ビールよりシャンパンのほうが泡が多いのは、喜びの数が多いからなんだ。」

なんて言っていたころが懐かしい。時は流れ、クリスマスに友人の妹と、安くは無いチャージを払ってお話して何が面白いのか。財布にも心にもまったく優しくない。
 
あぁ、私は勇気が欲しい。
 
「一杯頂いていい?」
「なんで?」
 
と言える勇気が。スタッフにはよく怒るのに。自己嫌悪だ。そこでせっかくなので別の勇気、普段お連れ様がいる時は聞けない、
 
「時給いくら?」
 
と聞いてみたら、5,500円以上。とのこと。

「え?え?」

しかも、ノルマ達成したら、まだまだ上がるし、達成しなければ、下がる。

確かに、ルックスにハンディのある方はお店にはいなさそうだ。

当たり前だが、ルックスは一種の才能である。これは間違いない。
ただしかし、コンプレックスは才能を超えるきっかけをもたらす。
 
友人の妹も、以前にあったのは高校生時分だったから、えらく変わった。しかし、しかしだ。

5,500円?
 

1日6時間労働で、30,000円以上。
20日レギュラー出勤で、60万円。21歳で。
 
「アフターすると交通費で2万円もらったりする。」
 
まじ?ここは日本か?大阪か?今時分2万円あれば海外いけるじゃないか。
 
私は異国文化をあまり知らないが、外国にはキャバクラやクラブと言うものは少ない気がする。そして、日本は多すぎる気がする。
 
日本において、女性の社会進出が低いと言うが、歓楽街での進出は異常に高すぎるのではないか。歓楽街で起業(開業)する女性は山ほどいると思う。その女性たちは起業家ではないのか?何をもって、社会進出なのだろうか。
 

もちろん、飲み屋さんが悪いと言うつもりは全くないし、手軽な社交の場として、文化のクッションとしてとてもよき文化だと思う。
 
「俺は座って5万円のクラブにふさわしい海賊王になる!」
 
立派なモチベーションだと思う。

しかし、こういった一例は別として、お金の流れとして、いびつさを感じる。有り余る受け皿によって、男性たちが稼ぐ一部のお金が、夜の文化に流れる。そこは、昼でならせないものなのだろうか。

男尊女卑主義者と思われそうですが、全然そんなことないです。女性は優秀です。
 
夜に優秀な蝶は昼でも優秀に違いないと思う。
 
営業努力:メール術、アポイント術、タイミング術。
会話努力:一回名前を聞いたら席についたら忘れない、リピートの時も忘れない。
回転努力:コップに5割きったらおつくりしましょう。ユーモアある切り返しもしましょう。
回避努力:言わずもがな。 
 

おおよそぬるい営業意識、コミュニケーションスキルではできないことだ。スタッフを研修に行かせたいぐらいだ。でもやはり、歴史的にも昼の女性進出が少ないと思う(今のところ裏付けなし)。
 
さて、なぜこういうことにこだわるかと言うと、

2011年度こそ、
大阪で女性社員を当社に!
 
と思っているから。創業以来の悲願でもある、大阪での女性社員。なぜか。
 

プロジェクトの生産性が上がるのは間違いない
 

という期待、確信から。
 
今週のNEWSWEEKでインタビューされていた才色兼備なGoogleの女性副社長もグーグル創業者から、「優秀な女性技術者が必要だ」と聞かされたという。
 

ま〜たこういうこと言うと、ハローワークや、求人媒体からは「男女雇用均等法が〜」とか言われてしまう。
 
じゃあ、飲み屋さんのホステス募集は法律違反じゃん。
レギュラーで入っていても雇用保険とか入って無いじゃん。
いつだったか、夜の蝶が歌舞伎町で待遇改善デモ行進をしていたような。いやそれは君たち、職業選択の自由には責任と言うものがついているのですよ。結局、そういう暗黙のグレーゾーンを創ってきたのが、日本の男社会なんだろう。
 

飲めなくていいです。ツンデレでもいいです。
・・・いや、やっぱりそれはベストではないかも。
 

・給料はそんなに高くないけれど

・エンジニア

もしくは、
 
・明るく元気で、
・ワードエクセルができて、
・労務管理
・モチベーション管理
 
に興味、やる気がある方。そんなあなたが会社を成長させます。昼はそれなりだが、飲み屋では全く勇気がない代表を支えたいような女性スタッフ、お待ちしております。あと、タフな人。
 

そういう人を迎えられるために、もっと魅力的な会社にしたいよね。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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