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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

生存、安全、帰属、承認、自己実現 その2

2013.05.02 カテゴリー: OFF・食

先に、石鎚山から書きます。結論としては、

「生存」、「安全」が、場合によって脅かされる状況に
身を置くことで、気づくことがある。

ということです。

私も含めた、軟弱デスクワーカーは、空調のきいた事業所内でパソコン作業や会議をしている。

よほどのことがない限り、その生存や「身体的な安全」が脅かされることはない。

ただし、「精神的な安全」は脅かされている。「ウツ病」などはその典型だろう。

かといって、ITエンジニアは人の命を預かるような職業ではない。
システム(機械)のために、命を縮める可能性がある職業だ。

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 西日本最高峰らしい。

今回、情報を収集した結果、「面河(おもご)ルート」から登ることにした。国民宿舎を予約するとき、

「ひょっとしたら残雪があるかもしれない。軽いアイゼンは一応持ってきてください」

 と言われ、「!?」となった。 マジ登山やん。

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 面河峡 

 6:30に宿舎を出発する。
 周りには誰もいない。頂上までは4時間以上かかるらしい。

最近、近くの人に、

「山登りはじめましてん」

というと、「なんでまた・・」みたいな反応が多い。

ishi_11.JPG

 歩いて2時間弱で尾根っぽいところに出る。
 写真右、遠くに見えるのが山頂だ。

そこで最近、いろいろなエグゼクティブの方からヒアリングし、

「エグゼクティブのための、ストレス対処マトリクス(仮称)」

の作成を試みだした。完成したら、またUpしようと思う。

さて、登山の面白み、知れることとしては、

 ・準備が、(とても)大事。
 ・判断が、大事。
 ・気を抜かない。調子に乗らない。下山時の事故が9割。
 ・一人(安全上、本当はよくない)で、いける。
 ・(晴れていれば)景色がきれい、それなりの(健全な)達成感。

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 トラバースをテクテク登っていく。

石鎚山のよいところは、

「目標がはっきり視認できること」

であろう。山頂が見えるので、進捗が楽しい。仕事でも、

目的、目標、進捗のみえない業務やプロジェクトほど、ヒトを疲れさせるものはない。

前回の、六甲縦走は「はぁ?」と試練の道だった。それに比べ、今回は快適だった。

しかし!

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 初心者の私には、試練の道がいくつかあった。

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 もし、この会社のスタッフが行くと言い出したら、

 「私は全力で止める」

 何かあった場合、会社としての安全衛生義務、対顧客への責任、社内戦力ダウン。etc
 じゃあ、

 「お前は何で行くんだ。何かあったらどうすんだ。」

 ということになるが、

 私の代わりは誰でも務まるだろう。売上をあげているのは、現場の彼らだ。
 私以外の誰かのほうが、好成績を出せるのではないだろうか。

  「私が(誰かが)いなければ、進めない会社」というのはよくない。

下山時に、2人の山ガールとすれ違った。
彼女たちは、先導者つきとはいえこの道を通ったかと恐れ入る。

かといって、安易に山に行かせるわけにはいかないなぁ、と思いながら下りていた。

つづく。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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