同い年の友人がモノづくりの金物職人さんの世界に転職し、全く1から見習って仕事を始め、毎日肉体の汗を流している、と聞きました。
ITの世界も、ソフトウェアやハードウェア、プログラムを通じたモノづくりであります。
大工さんが木と語るように、左官屋さんが土と語るように、ITエンジニアはプログラムやディスプレイと語り、戦っています。ただ、ITエンジニアの場合は、手や足、体で覚えることはあまりなく、頭での経験が重きを占めるでしょう。
プログラミングを進めるとき、バグやトラブルと遭遇した時に、どれだけ引き出しを持っていて、回避できるか、解決できるかが「腕」です。
職人=体を動かす。
エンジニア=頭を動かす。
という優劣の問題ではなく、
「体で覚えているか」
が仕事人として大事なことと思います。腕のいい職人さんは、頭ではなく体で覚えている。いちいち考えていたのではワンテンポ遅れます。仕事が手についていないのは「見習い職人さん」です。
私たちの仕事には、必ず相手がいます。物質であれ、人物であれ。
なんにしても相手を考えることが、仕事を身につける、体で覚えることの第一歩だと思います。
ビジネスマンは、ホウレンソウ+テイ(提案)+カイ(解決)まで常に動いてこそ、「ビジネス職人」への1ステップでしょう。
IT人材派遣サービス
キャリマッチ