昨日のTVニュースで、政治家の世襲に関していろいろ放映していたし、以前のエントリーで、世襲政治家をすすめる内容、と、とらえられかねないのでちょっとコメントします。
世襲は悪いと思わないし、ある程度は必要だと思います。世襲によって、必要な伝統やモラルが守られること、それが1システムの象徴として必要ならそれもよし。
かつて、超世襲時代の江戸時代を終わらせたのは、明治維新という新しい血であるし、200年以上続いた泰平の世を覚ます革命は必然だったと思う。また、敗戦から立ち直り、高度成長という奇跡の時代のヨインで過ごしている日本国にとって、「自民党をぶっ壊す」首相の存在も必然だったかもしれない。要は、
続く安定 × これからの改革 のバランス
が重要。
ベンチャー企業だからと言って、夢があっても安定がない企業は偏った魅力になるだろうし、安心して働けない。
放映での、日本の政治家の30%が世襲と言うのにはびっくりしたし、支持者の様子など、日本人のメンタリティを改めて感じた。安定と革命にもバランスというものがある。新型インフルエンザと言い、きっかけがあれば、一気に片寄りだすわかりやすい国民性だ。
私は、レップワンを「最低30年」は続く企業にしたい。が、60歳できっぱり引退したいし、仮に私に子供がいても、子供に継がせることは絶対にしない。社長にふさわしい人間、社長をしたい人間が務めるべきだ。
週末のいくつかのTV番組で、公認の方法や、政治資金を税金無しで相続しています、など、政治家らしい発想についてふれていたが、私の提案は、
「世襲をしたら、任期は絶対1年」
です。政治家の場合、その選挙区は毎年選挙。
継いだ人間がNo Thanksだったら、それこそ民の数で倒せばいいじゃないか。
少なくとも、昨夜放映されていた、「頑張るだけです」と言ってミコシを担いでいた元首相のご子息には投票できないな〜。いったい何をがんばるんだろうか?
政治家は数字を出さない。
利益を得る一部の人のための、「あいまいさ」は、政治家の数の論理によって理由づけされる。
政治家というものは基本的に、「利他意識」で動いるはず。なぜなら彼らは一人では存在意義が無い。
「二人までは、どちらかの強弱だが、三人になると政治が始まる。」
そのとりまとめが政治家なわけでしょう?世襲すると、
「先代から続く、利他」
に縛られることになって、これまた大変そうだなぁ、と思います。
実際自分がそういう立場だったら、どういう決断をするんだろうなぁ〜ウィッシュ。