MENU

人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

提案書のコツ

2013.10.22 カテゴリー: 仕事日記

何をしたいのか?目的、目標、手段は何か。


PMをしながら、他案件の提案書を書いたりアドバイスする。
プロジェクトは、先が見えた。メンバーの成長がステキだ。
責任ある仕事(当事者意識)は人を成長させる。

今の提案は、来期の活動の種まきだ。

「まいた種以外の作物はとれない。」

というのは、「すべては自責」を表す私の好きな言葉だ。

あなたは、
トマトが食べたいのに、カボチャの種をまいていないか?

さて、提案活動について。
訴えるなら、

「あなたと仕事がしたい。(手柄はあなただ)。我々に任せてくれないか。」

というのを決定権者の右脳に訴えることだ。#手柄は余計かもしれない。

よい提案書とは何か?

キレイ?
多い?

ではない。答えは一つ。

採用されること。

だけだ。
顧客が体裁を気にするならそれに合わせるべきだし、過剰を嫌うならそうすべきだ。

相手はそれほどあなたを必要としていない?


提案の作成者は相手が

「それほど、あなたを必要としていないかも。」

ということをもっと自認するべきだ。常にフラットであるべき。

もし自分の購買思考に置き換えた場合、

「あなたから買いたい」

と思える相手を、あなたはどれくらい持っているか?

「情」

だけで仕事は落ちてこないのだ。
情より、相手の考えていることをしっかり読み解く必要がある。

HiRes2.jpg
スタッフにアドバイスしたメールについて転記する。

———————————–
提案書作成のまとめ
———————————–
・左脳より、右脳に訴えかけているか?
 結局ヒトは、感情、イメージで人は動きだす。

 カラー写真でイメージできるような表現を。
  ※ただし、評価が定まるのは勘定(左脳)である。

・距離とタイミングを計っているか?
 コンペなどは、一発で決めなければいけない。
 競合がいない場合、必要以上に具体化していないか?
 具体化の段階を踏んでいるか?
 今は必要のない情報収集に時間をかけていないか?

・シンプル表現(KISSの法則)か?
 冗長的文章は避ける。
 具体的でない、意味のない文章は書かない。
 抽象的表現も避ける。
 
 なぜなら、顧客の想像、解釈にギャップが生じるから。

・キーマンは誰か?
 「あなたと仕事がしたい。手を貸してほしい。手柄はあなただ。」
 間違った人に焦点を当てていないか?

・一番しんどい部分を、我々がやる。ひっぱる気概を持っているか?
 頭に、体に汗をかくのは提案者だ。
 提案だけして、あとは知りません。ではいけない。

・巻き込んでいるか?
 お、面白そうだな、と思える、楽しい仕事を書いているか。

・三方得か?
 顧客、エンドユーザ、我々

・夢(プラス)を見せているか?見ているか?

 「課題解決」は、「マイナスをゼロ」にするだけ。
 「ゼロから、プラス」するのが、夢。

・「夢」は、カラー写真か?
 他人が共有できない、他人がイメージできない夢は意味がない。

・行動計画が伴っているか?
 夢想では意味がない。

・エグゼクティブサマリーは長くてもA4 p.2
 残りは別紙にまとめる。

・リスクを共にとっているか?
 顧客だけがリスクを取らない。

・できるまでやれるか?
 我々のコミットメントを顧客は超えない。
 顧客のほうが高ければ、そこに追いつかなければうまくいかない。

・我々が何ができるか、を明記する。

・戦略の大原則
 ・何をやり、何をしないのか。正しい選択とその理由を提示する。
  ・なぜやるのか
   ・いつまでにするのか
  ・何をするのか
  ・するとどうなるのか

・マーケの3C
 ・Company(顧客さん自身の課題)
  ・課題(顕在化していて対応が必要な問題)
  ・懸念(まだ発生していないが、発生しうる問題)
      →発生しなければ対応必要なし

 ・Competitor(競合の状況)
  →これが重要だが、重要でない場合もある。
   独自路線で行ける場合。

 ・Client
  →実際のユーザの声、

・PJ進行の制約事項3つ、どれにフォーカスするのか。
 ・納期
 ・品質
 ・お金

HiRes3.jpg

提案とは、正しい誘導をすることだ。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

Profile

関連リンク

記事カテゴリー

月別アーカイブ

2024年
2023年
2022年
2021年
2020年
2019年
2018年
2017年
2016年
2015年
2014年
2013年
2012年
2011年
2010年
2009年
2008年
2007年
2006年