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Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

消費税が上がったらハケンが増える?

2011.05.31 カテゴリー: 仕事日記

今日、5/31 は年に4回ある消費税の分納期限の日です。うちでも140万円ほどおさめてきました。年間にすると560万円程度ですね。えらく窓口が混んでいて、待ち時間に他のMTGを入れるほどです。次回から早めに納付しよう。

さて、消費税の納付義務は消費者ではなく事業者です。
この消費税は滞納することが一番多い税金なんですね。
消費税の本則課税について、ざっと説明すると、

==
たとえばA社は、税込で年間1億500万円の売り上げがありました。
500万円の消費税を”預かったことになる”
そのうち仕入れで、税込8,400万円支払いました。すると、

A社は、500 – 400 = 100万円の納付義務があるわい。

ということです。
==

さて、消費税が上がるとハケンが増える?との解釈ですが、
もともと、企業が直接雇用する正社員や契約社員の人件費は、非課税です。さきのA社で、経費が全額人件費だとすると、

経費は8,400万円ではなく、8,000万円となります。

そうすると、預かった消費税500万円を、まるまる納付しなければいけません。

でも、ハケンやウケオイを使うとそれらは

課税仕入れ

として、

派遣料金に消費税をプラス

として派遣先は派遣元に支払っとるわけです。
つまり、派遣料金は消費税を取られる経費なわけで、税務上でしっかり、

ハケン=消費

なわけですわ。

消費税が上がれば、見た目上、消費税納付は少なくて済みますね。
だから増えるかも?ということです。もともとは預かっただけのカネです。

このように、税務処理上明らかな違いが正社員とハケン(サービス)にはあります。
派遣先は、ハケンスタッフを雇用していない。なのに指揮命令権はある。
 

同一業務同一賃金の観点 から言えば、

ハケン = ヒトに任せる

から

アウトソーシング = 業務を任せる

にシフトすべきなんです。
ハケン法だけを、コネコネして解決するもんではないです。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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