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Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

コミュニケーション能力Upの方法2

2013.12.01 カテゴリー: OFF・食

長さか、深さか、人数か?

先日、

コミュニケーション能力をUpするには、失恋を多くすること。

をご覧いただいた、とあるマネージャから、

「恋愛を長くする事だと思います。」

というコメントを頂いた。確かにそうなのだが、

長くする。
  > 環境が、相手と閉じる。時間を長く過ごす。
   > そこに柔軟性、展開力、応用力は育まれるのか。

という違和感があった。

もちろん、そういう展開力を阻まない相手を見つければよい。
閉ざされた環境で幸せなら、生き残れるなら、それも戦略だ。

売上を上げるには、

客数・・・・・・・・量
客単価・・・・・・・質
来店(購入)回数・・密度

を上げるしかない。コミュニケーションの対象にも通じることだ。

あなたは本当に人を愛したことがあるのか。

先日、ゴルフでご一緒した女性社長
(その日に初めて会った、3人のお子さんを育て上げた、たぶん50歳台前半)
とラウンド後に皆で会食した時、

あなた、奥さん、彼女いないでしょ。

本当に好きになった人、愛した人はいるの?

とのたぐいを言われ

「えぇっ!なんでわかるんですか。
 一応、超好きだった(と気づいた)人はいますが、守れなかったのは事実です。
 1ラウンドしただけじゃないですか。なんで?なんで?」

と、聞くと、

・自分を守りすぎ
・相手に合わせようとしない。
・恋愛は、他人とするもの。違いはある。
・他人のために、生きれるか。

と、的確なコメントを頂いた。
ゴルフは性格を表すというが、びっくりした。どこに出ていたのだろうか。

さすが、C to Cのきったはったでご商売を続けてこられた方だ。

なお私の考えとして、

愛され方を知らないと、愛し方はわからない。

というのは真理だと思う。

私の親は、確かに子に対する愛はあったのだろうが、それは「環境を与える」という類のもので、「愛し方」には疑問が残る。

なぜなら、親もまたその親の子である。
彼らの親から、彼らが愛し方を教わっていなければ、感じていなければ、当然の再生産なわけだ。以前、当社にいたスタッフで

「私の家庭は結構荒れていたので、温かい家庭を目指したいんです」

という者がいて、参考になったことがある。
その者は「IT作業の成果」には疑問があったが、キまじめで、コミュニケーション能力は高かった。義理固く、愛情にあふれた人間だった。父親としては、とても優秀な人間だと思っていた。

が、悲しいかな世間一般に「父親として優秀」と、「ビジネスマンとして優秀」とは必ずしもリンクしない。なぜなら、「ビジネス」と「家庭」では判断基準が異なるからだ。

「・・だから、あなたを愛す」

という条件付き愛情は、「父性的原理」と言える。ビジネスで必要だ。
価値のあるあなたを買う。ということだ。なければ買わない。

母性的原理は、無条件の愛だ。家庭において必要なことだろう。
 ※たしか、エーリッヒ・フロムの「愛するということ」で読んだ気がする。

愛するということ

 愛するということ
エーリッヒ・フロム

私の母親も、その傾向(父性的原理)が強かった。

父の長期(3か月、1年程度?)の不在を女手一つで切り盛りした。田舎から出てきて、さしたる学歴も、職歴も、不自由もなく、仲間もなく専業主婦となった彼女が、狭い価値観、行動範囲の中で判断し、行動せざるを得ない当然の帰結だろう。

若くして他界した彼女との些末なやりとりが脳裏に浮かぶと

「あぁ、私は愛されていたんだな」

と今さら悔やまれるが、彼女や弟の死によって、今の自分が形成されたのも事実で、感謝をしている。世界の海をわたり、命をかけ、超一流商船の船長として活躍した父親の仕事、姿勢は尊敬はしている。マイウェイなところは似ている。が、

「(言葉なしに)親の背中のみを見て育つ子」

はそうはいないだろう。そういった、

・多くの、(経験、コミュニティ、コミュニケーション・・・)中の自分
・小さな、(同上)の自分

両方とも自分である。
どちらでも変わりはなく、良し悪しもないだろう。幸せのよりどころは人それぞれだ。

が、前者のほうが「判断の幅」はあるはずだ。TVショーばかり見た人々が後者になって、「判断が極化、幼稚化する」のと同様だ。でも世の中、知らないほうが幸せなことのほうが多い。天分はある。

私は、

「(判断基準をできるだけ多く持ちたい。その結果、)
 その条件、基準に沿わないヒト、モノ、コトは愛せない」

のだと思う。親の責任にするつもりはないが、結果には原因がある。
しかし、この割り切りは

「小さな企業の経営」

にはとても役に立つ。また当然、

「家族」

という割り切れないユニットを抱える人間にとって、基準は別物となろう。
が、共通するのは、

コミュニケーションは、

判断のための道具

なのだ。

判断するために、コミュニケーションはある。

みんな、それを勘違いしていないか?

コミュニケーションは目的ではない。手段なのだ。

相手を知ろうとすること

会食後、その足でなじみのBarに向かい、

「こんなことがあった!」

と、コミュニケーション論をしていたのだが、

「相手を知ろうとすることじゃないかな」

という、
美容室を営むオーナー(つまり女性論理がわかる、イケメン、オシャレ)
のコメントにしっくりきた。なるほど。

コミュニケーション:相手を知ろうとすること
 → 判断、助言はしない。

が、私は「判断、決断」をしなければいけない立場が多い。

 迅速的確に自分、状況を伝えられない人間

は、「は?」となるわけだ。

このように私は、まったく生きにくく、理屈っぽい人間だが、
進まなければいけない立場だ。

年の瀬のジングルが身に染みる季節になってきた。
当社の10期決算も間近で、あとひと踏ん張りだ。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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