今回の大目的の一つが「Sphere」だった。
YoutubeでなんだかのLiveを見て「すげぇ!丸い!」と人生初ベガスのきっかけとなった。
アメリカは
・中世なき近代
・王君制なき共和制
・人類初の成文国民憲法
・宗教改革なきプロテスタンティズム
・国土拡張 / 統治のための国内戦争(Civil War の犠牲者が一番多いという..)
etc
を成し遂げ、乗り越えてきた契約的で明示的な人口国家だ。移民というのは「意思をもって入国、根付いた人間」なわけで、日本のように「フワっと生まれてなんとなく国民、民族」というのとは訳が違う。つくづく思ったのが、底抜けの明るさというか、アジア、儒教との根本的な違いだ。
アメリカ:進めば進むほど広がり、明るく、同化、開放していく。
儒教圏:同、狭く、深く、拒絶していく。秘伝のなんとか、閉塞していく。
もちろんとんでもない哀愁もあったりするアメリカ、アメリカ人というのは実に不思議だ。上下の振れ幅が本当に大きい。ロシア研究者の袴田氏によると、
・個人主義が確立している欧米は石
・強力な指導者を必要とするロシアは砂
・集団主義の日本は粘土
らしい。石と粘土ではなぁ・・・もっとも現代では日本人のつながりも超・希薄となり、砂化しているだろう。空港からホテルはUberを使った。ドライバーは普通の白人でちょっとビックリ&フレンドリー。スフィア。じゃなくて、スフィ~ア(上がる)らしい。通じやしない。たかが5マイル、30分程度で30ドル。そらバイトするわけだ。ベガスの最終日はすることもないのでホテルから歩いて空港に行った。ストリップから2hほどかかるが昼間は十分歩ける。
まだまだ拡張しまっせ!なベガス。
せっかくだから隣のアリゾナ州の「グランドキャニオンウェスト」に行ってみたが、入場料$99!?谷を見るだけで!?アトラクションが$99と思っていたがまさかのアドミッションフィー。と、往復3時間のドライブもむなしくUターン。気を付けましょう。道中、初めて「トレーラハウス」を見たが、彼らはいったい何をしている人なんだろう。上下水や電気はどうなっているのか。映画「ノマドランド」の世界なんだろうか。確か映画内での時給は10ドル程度だったと思うが・・・と、加州のMinimum Wageを調べると・・・$16.5!上がってる!ファストフードは$20!
見てみたかったアメリカ財政出動の嚆矢であるフーバーダムも見た。思ったより小さかったが「日本の全部のダムより貯水量多い」のには納得。どこまでつづいてんのこれ。奥にかかる大きな橋は大林組が作った。
ホテルからサーベイが来ていたので見ていたら「世帯年収のページ」に驚き。
中間層はどこに・・・日本の8割程度の世帯が最下層なんでは!?
「失った30年」というが、しっかりと日本も物価は上がっている。例えば、
1989発売、トヨタの初代セルシオは約460万円。
2025年、レクサスとなったLSの最廉価は約1100万円。
つまり30年ちょっとでしっかり3倍弱となっているわけで、賃金が上がってなかったら誰も買えないだろう。GDPが増えていない=賃金が上がっていない。というのはまやかし or 平均なり統計に問題があるのだろう。事実、富裕の世帯数は増えているわけで、マタイ効果は露骨に表れている。ただ、今のアメリカはちょっと異常ではないか。コンビニで買っても「チップ何%?」が端末に表示される。しかも18%~。なので、
・インフレによるハイレートでの循環
・低層労働者への再分配へのサイクル
なのでは?と思える。つまり、一種の「社会民主主義」だ。国民皆保険などは作りませんヨ。市場価格で調整すりゃいいでしょ。
みたいな。
日本の「社会民主主義」は
・非効率で思想のない再分配(各業界、行政が補助金に支えられる)
・サービス残業(裁量型労働というマジック)、有給?あるけどとれませんよ。
・生活保護のほうが可処分所得が高いという不思議(医療、介護費がタダて・・)
・「3号被保険者」という特権階級
などなど、法の整備不備、契約不履行、権利不行使の横行という「まともな努力者、能力者、正直者の日本人がバカを見る」システムである。
また、人口・就業構造的に、
・既存に居座る中高年
・業務設計が昔のままだからそぐわないとはじかれる若者世代
・新産業の勃興無し
・文系ホワイトカラー量産による過当競争
では、割りを食うのは若者だけ。そら出生数は激減し、外人が増えるのは当たり前だ。
渋滞で文句を言っているドライバー。渋滞を作っているのは自分だが。
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