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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

当事者意識(各論)と、他人事な道徳(総論)とは共存するのか

2016.01.10 カテゴリー: 会社運営

今年の年頭あいさつで、「当事者意識」に言及した。

 

(私は大苦手な)好感度抜群タレントが謝罪会見をしていたようで、

 

 「そんな騒ぐことなの?関係ないじゃん。」

 

と、他人事に思っていて、2名の女性にインタビューしてみた。


 Stevie Wonder   Part Time Lovers

 不倫の歌なんだよね。妙に観客も盛り上がってるような・・。

 

1人は花街の方、1人はex-wife だ。花街で働く1人の女性は、

 

 「ダメだよ。 芸能界じゃ」

 

と言う。

 

花街やTVの向こうに夢と祭りを見ていた者にとって、信じていた理想像がその価値を覆す「裏切り者」となった場合の仕打ちたるや。フェイクの世界。人気稼業は大変だネ。 

 

そもそも、「法律」はなんのためにあるか?

 

 害の対立する両者の落とし所」を見つけるための人類の知恵

 

だと定義できる。だとしたら、「婚姻」という法律は

 

 「本来、利害が一致するはずがない男と女」を守るための傑作前例集

 

というわけだ。

 

形のないフワっとした恋愛から、結婚式、指輪という儀式 / 儀礼をめでたく通過し、契約締結によって即ち法の保護下、拘束下におかれる。

 

で、不倫というのは、

 

 「スタートから法律違反というのはアカンやろ!」

 

という世間の道徳+法の論理である。相手国の主権侵害みたいなもの。戦争のきっかけだ!でも、

 

 「自由という権利」に対して、世間は「未熟というレッテル」を貼って自己正当性を保つ。 

 

はて?

 

我々は成熟社会の落とし子。 自由恋愛党、美人派所属 で何が悪いのさ。

※(not only ルックス、but also 才能) スカウターなんてとっくに壊れたんだ。

 

 

さて、もう一人はex-wife 。ちょうど話す機会があったので聞いてみる。

 

 「ダメなわけ?」

 

 「ダメよ。」

 

 「なんでLINEのやり取りが表に出るわけ?」

 

 「あれは妻に違いない。抜き取って出版社にリークしたんだヨ。」

 

 とってもワルい笑顔で目の前の肉を切っている。

 

 「あなたもしてたじゃない。奥さんの行動、わかるわ~。まだまだあるよ。言おうか?」

 

 「・・・(忘れてた。アカン話題。) いや、おいしい食事中なのでもういいです。」

 

 

これこそ「当事者意識」でなくして何だろう。

 

 

自分がしたら、されたら。か。

よくわかった。

 

 

私は、仕事へは当事者意識120%だが、プライベートでは当事者意識をさっぱり持てない。

 

 

世に出ない醜聞など星の数ほどあるだろう。 だいたいは他人事なんだが、たまに自分事になる。

 

他人事であれば、ダメだよね~(総論)となるが、

自分事であれば、しょうがないか(各論)となる。

 

逆もしかり。

 

また、売れっ子タレントの謝罪は、「世間の道徳」にではなく「当事者の利害」に向けられているのだ。虚像タレントは、世間の消費、ムダな広告費によって実際は「億」を稼いでいる。そこには目をつぶって世間は応援していたのに、許せんというわけだ。
 

 

当事者にならないのが一番の処世術でもあったりするが、そんな人生はつまらないと思う。

 

 

スタッフの「当事者意識」を書きたかったんだが。自分の当事者意識の無さのお披露目となった。

 

 

これをまさに、「下衆」というのかな。

人間は生来オスとメス。 それらが営む人生なんてしょせん喜劇なんだよ。

 

 

「やっちゃった、テヘ。」じゃいかないんだろうけど。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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