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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

スタッフ = 家族 であるか

2006.11.10 カテゴリー: 会社運営

Rep1では定期健康診断を毎年この時期に行なう運営になっています。そこで今年は、
「30歳以上の半日ドックについて、会社が負担するのか。」
という意見が出ました。あるスタッフから聞きました。
「前職の社長は、スタッフは家族 (or家族のようなもの)という認識であったので、スタッフの健康管理も社長の義務である。と言っていた」
です。私はどうか・・・。
Rep1スタッフ = 家族
というくくりには、なにか違和感を感じます。家族だとしたら
社長 = 父親
役員 = 母親
スタッフ = 子
という図式になるでしょうか?やはり違和感があります。
私がスタッフに向けて言っているのは、
==
Rep1代表のポジションは、Rep1という商店街のオーガナイザー・プロデューサー・セールス・バランス担当 である。商店街を組織するのは個々スタッフが運営する”個人商店”である。
商店街へのお客さんの引き合いを増やし、魅力ある商店街にすることが私の使命である。
運営スタイルは随時進化させる。商店街という形態が古くなったら、ショッピングモールやメガストア、専門店街に変えるなどの決断責務のあるポジションだ。
==
です。
スタッフの前職の社長殿とは事業分野が違う、というのもあるでしょう。
Rep1の現在のサービスは 人材 です。言い方は乱暴かつドライですが、会社とスタッフの関係は、
 
相互依存 より 相互利用
 
が適切かもしれません。このあたり、
 
労使の両岸の溝は想像以上に深い
 
ということが現実です。スタッフからすると、
 
会社に利益はもたらしている。それぐらいはみてくれてよいのでは。
もっと報酬があがってもよいのでは?
 
も、当然の主張だと思います。しかし、会社の利益配分者たる私の判断は、
 
法律で定められた以上の待遇・条件はあくまでオプション。
 
です。
 
じゃあ、スタッフの健康・生活はどうでもいいのか!?
 
もちろん違います!スタッフには家族のような情愛を持って接するべきはありましょう。私も当然そういった意識も持っています。
でも、会社にできることはつまるところ金銭的補助をするか否か、になるのです。しかし、補助が依存では困る。
会社から補助がないから、人間ドックも受けられない。
というものではないはずです。健康管理も自己管理の範囲です。
報酬や手当てのルールほど社内制度で敏感なものはありません。実際に、代表の食い扶持はスタッフがあげた利益によって成り立つ。これは紛れもない事実です。だから、ジレンマに陥るんです。
補助のカテゴリは変わりますが、先日、CCNAをとったスタッフは、私は不合格分も含めた受験代も全て会社が負担する。としました(Rep1では2回までを補助対象としていました)。
その際スタッフは、予想より多く補助がついたお金で
「母親を食事に連れて行きます」
と言ってくれました。支払う側として、その返答を聞いたとき、どれだけうれしかったことか!独学で取得したことと言い、本当に感心しました。
スタッフのQOL(Quality of Life)に対して、会社はなんらかの責務はあります。
ストレス過多を押し付ける会社、メンタルケアのできない会社はまずいです。健康管理のアラーム発報は会社として必要でしょう。
そこで今、来期からの新しいルールを考えています。
他の会社がやっているからウチもならわなきゃいけない。
という感覚は私にはありません。他がやっていないアプローチをしたい、と常に思っています。その結果、運用ルールの改廃は頻繁に発生してしまいます (^^ゞ が、よりよくしているという信はあります。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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