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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

OFFの過ごし方(その1)

2006.12.24 カテゴリー: コメント

世間はクリスマスですね。M-1グランプリではチュートリアルが優勝しました。去年のブラックマヨネーズと、好みは分かれるでしょうが、面白かったです。それに、二枚目なのに妄想族はずるいぞ〜!(^^ゞ
ともあれ、週末に
遊ぶ奴ほどよくデキる by 大前 研一 氏
を読みました。読んでいて、結構かなり ドキ、ギク となる内容でしたのでご紹介したいと思います。私は氏の著作が好きでよく読みます。
 
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多くの友人と遊びの話をしていると「三無い」運動家かと思う。いわく、時間が無い、金が無い、(心の)余裕が無い (p.9)
おそらくサラリーマン読者の多くは、学生時代、いま自営業者や職人になっている人よりもいい成績をとっていたはずだ。学校の成績に関する私の持論は、「仕事ができるかできないか、あるいは人生を幸せに過ごせるか過ごせないかは、学校の成績とは関係ない」である。(p.13)
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と、痛烈な皮肉かつ率直な文章で始まる本著にしても、現在メンターと呼べる人がいない私は氏の著作から学ぶことが大いにあります。
 
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オフが充実していることは、オン、つまり仕事をエネルギッシュにしていくためにもとても大切なことだ。
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と氏は言い切っています。というのも現代は↓だからです。
 
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1980年代の面白いデータがある。日本人男性は職場で席に座っている時にもっとも安定してアルファ波が出ているというのだ。つまり80年代、日本人男性にとって職場がもっともリラックスできる場所であったと言うことだ。右肩上がりの経済が続き、毎年確実に給料が増え、ポストも豊富だった当時、サラリーマンがいかに「気楽な稼業」であったかを示すデータであり、家庭よりも職場でリラックスしていたという皮肉な話でもある。
だが、いま同じ調査をしても同じ結果は出ないだろう。リストラを宣告されはしないかという恐怖にさらされているサラリーマンにとって、
会社はもはや”安住の地”ではなくなってしまった。 (p.14)
==
 
しかし、そんな時代だからこそ氏は本著で、今こそがオフを充実させる絶好のチャンス、
仕事での成功をあきらめ、スローライフ的生活を薦めるのでは無い。家族や友人と楽しい時間をすごすことによってオンへの活力を得ることができる。(p.15要約)
と説いています。
また、
 
==
断言するが、
自分の健康を犠牲にする価値がある仕事など存在しない。
==
とも言っています。健康というのは、本当に大事だと思います。もし自分が病気やケガにあったら。そうでない今に感謝をしつつ、精一杯与えられた時間を生きるべきだな、と思いなおしました。
 
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サラリーマンの典型的なオフの過ごし方といえば、同僚や取引先との(仕事の人間関係をひきずりながらの)ゴルフだ。また、
週末をゴロ寝して過ごすのは接待ゴルフ以上に最悪だ。
何の目的も無く横になり、目覚めたあとは漫然とテレビを観ているなんて時間の浪費以外のなにものでもない。目的もなくただ時間を潰そうとすると、精神的に大変な疲れをもよおす。これでは、オフ明けに前向きな気分で仕事に向かうことなどできない。(p.13)
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つまり本著は、
 
オフの自分管理(家族中での意識、時間と金、行動の管理・計画など)をしっかりすることによって、オンとの橋渡し役にしよう!
 
という趣旨の本であるとおもいます。そして中身は、
————————————-
序章.「勝ち組」の条件はオフにあり!
1.年齢不相応の精神を持て!
2.ブルーマンデーを撃退せよ
3.旅に出よう
4.オフのIT活用術
5.酒場はこう楽しめ
6.家族マネジメント術
7.目から鱗の子育て術
8.老後は今から備えよ
————————————-
の序章+8章から成り立っています。そのうち序章+1〜6章の心にとまった文章について書きたいと思います。
ではでは、次の章から順に(^^♪
————————————-
序章.「勝ち組」の条件はオフにあり!
1.年齢不相応の精神を持て!
5.酒場はこう楽しめ

ここでは氏のオフに充てる資金捻出方法や、
”同じ趣味”に、”同じ時間とカネ”
を遣う場合の、人とは違う考え方 のアドバイスをしている。
 
==
小さな不完全燃焼を何度も繰り返すよりも、数は少なくても本場で集中的に楽しみ、完全燃焼する。(p.17)
==
 
氏はゴルフを引き合いに、1万円2万円の国内プレーを節約すれば、年に1回1週間程度オーストラリアのリンクスコース(海越えコース)でゴルフ三昧に浸ることができると言っている。
さて私事ではあるが、私(福田)が最近心がけていることとして、外食の節約(一人であれ、グループであれ)がある。
30回の居酒屋より、1回の高級料理店を!
という言葉を実践するようにしている。お金の節約はもちろんだが、大事なのは
”時間と質”
つまり、外食をする限りは
”目的のある、内容の濃い会”
にしたい、というものである。
単に、ストレス発散のために、業務時間後に飲みに行く。というのは根本的な解決になっていないことが多い。また、顧客担当者と普通の居酒屋に行ってどれほどの効果があるのかはわからない。もちろん、必要なことだとは思う。また、外食がだめだといって、お客様担当者を部屋にいきなり招いて手作りの夕食を一緒に。というのは少し度を超している。
「一緒に飲みに行きましょうよ!」
をランチに変えれば、業後の付き合いは減る。まったく止める必要は無い。このブログにも書いたように、飲みの席で一気に距離を縮めることも必要だ。しかし、本当に必要なのは相手と飲むことなのか?
必要に応じて。という勇気
を持つだけで時間とお金を得ることができる。
さて、氏の日本国内ゴルフへの指摘だが、これも面白い
 
==
バブル期と比べるとかなり料金は安い。にもかかわらず、ゴルフ場には閑古鳥が鳴いている。
バブルの頃、サラリーマンはふんだんに経費を使って接待ゴルフができたが、バブルが弾けてからは交際費の引き締めが厳しくなったが、プレー代が廉価になったのだから自腹で楽しめるはずである。
・・
日本にゴルフ好きはそれほどいないのではないか。
かつてゴルフが盛んだったのはゴルフ好きが多かったからではなく、1000万円単位の会員権が象徴するように社会的ステータスでもてはやされていたからではないかと。(p.33)
==
 
実は私、福田兼児も26歳のころ、
「社会に出てそろそろなるし、ゴルフせなあかんのちゃうか?」
とスクールや練習場に通ったこともあった。去年も
「一応、社長なわけだしクラブぐらい揃えとかなあかんのちゃうか?」
と真剣にお店に見に行ったこともあった。しかし、結局は始めていない。答えは、
「どうも向いていないようだ」
に尽きる。うまい、下手に関わらず、練習場行きたい〜!コースまわりたい〜!という気持ちが燃え上がることが”今のところ”ないのだ。もちろんこの先ずっとやらない。と決めているわけではないが、体が動く今のうちは、もっと
激しいスポーツをしてみたい
という気持ちのほうが強い。ちなみに私は今、スポーツは
テニス(週 1回)
ボクシング(週1 〜 2回)
フットサル(社内チーム 月1回)
にチャレンジしている。実は最近、アルトサックスも習い始め出した。どれも今年はじめたものばかりで、運動や練習の後に、「なんかできるようになったかも!?」どれも爽快感がある。
 
==
オフは自腹で楽しむ。これがオフを完全燃焼するための第一の鉄則である。(p.35)
趣味は参加型にして楽しもう。(p.38)
==
 
と、氏は言っている。私にあてはめると、ゴルフができないのではなく、今はあまりやりたくない。ということだろうか。ちょっと安心した・・下手の横好きでもいいじゃないか。自分が今、何をしたいのか。じっくり見極めることは大事だと思う。
そして、
 
==
スポーツは若者だけの特権ではないし、何歳になってももっと身体を動かすものに挑戦したい。これを実践したのが、ソニーの創業者である、故・盛田昭夫 氏だ。ずっとゴルフを続けてきた盛田氏は、60歳になってから”さらなる健康や若さの維持のために”テニスを始めた。65歳になるとスキーに挑戦、67歳ではスキューバダイビングの世界に飛び込んでいった。スポーツは一生付き合える趣味であるからして、「盛田氏の「年齢不相応の精神」にならい、いまからスポーツを始めてみよう(p.44-46 を要約)
何か新たなスポーツを始めるときは、スクールに通うなどして仕事関係者以外の仲間を求めるのがいい。こうした人脈は最初から上下関係、利害関係がないので楽しいし、定年後も付き合いが続く。(p.45)
==
 
私がスポーツを始めようとおもったのも、
なにか今までと違ったことがしたい!
というのももちろんあったが、
嗜好を同じくする方と知り合いになれるかも!
ということのワクワクが大きくもある。そりゃあ、最初はウーム・・・と思う。
わからないことだらけだし、下手だし、初対面だし(゜o゜)
でも真剣に学ぼうとする姿勢が相手と共感できれば、下手であれ、上手であれ、それが輪になっていくものだと思う。スポーツ趣味以外のことでも教わることはまだまだたくさんあるし、また自分も何かで力になれたらいいな。と思っている。
おっと。本著の本題にはまだまだ入れていない。
少し長くなってきたので、続きは別の機会に書きます。

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株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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