上司、部下と言えば固い感じがするが、働く者は、どんなことでもビジネスの相手を自分の顧客と考えるべきだ。単なる資料の提出ではなく、「自分の能力」を相手に買ってもらっていると考えてみる。
社長にとっても、社員は顧客である。ES(Employee Satisfaction)の向上こそ、CSの向上と言われることも最たる例だ。社長の魅力、会社の魅力がES=CSとなる。
上司部下も、それぞれ売り手、顧客の関係である。以前のエントリーでも言ったが、仕事で結果が出ない人間は、能力が足りないのではなく、意識が足りないだけ。世間のたいていの仕事は自分の意識でなんとかできる。
もちろん、ごく一部のアスリート、芸術家、学者のような希少性、専門性は別。今やっている仕事の話。その仕事が自分の身内の生命にかかることだったら、どんな仕事も優先度100の意識MAXで動くだろう。
顧客(上司)は、自分に期待をしている。
自分の客を満足、驚きを与えるためにどうするか。簡単なことだ。
相手のことを精一杯、考える。
これに尽きる。資料ひとつにしても、
・体裁
・数字、時間などのデータ
・正確性
・スピード
など
提出先(顧客)が何を求めているのか、把握して対応することが部下力となる。
自分の能力を”過信せず”に精一杯考える。提出前にもう一度見直す。一度は常識や既成を捨て、アイディアを出す。
自分の意識を全力で対象に向ければ、なんとかなることのほうが多い。あなどってはいけない。手ごわい上司は自分より多い経験と知識から判断している。その満足度を上げれば、自分への評価が上がる。
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