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人が人を呼び、仕事が仕事を呼ぶ会社

Replog!大阪のITサービス会社Rep1代表のブログ

貧ずれば鈍ず

2025.10.18 カテゴリー: OFF・食

せっかくなのでアナハイムでMLBも観戦した。生ビール1杯・・・$17+チップで3,000円。驚いたのが、観客の人種比率だ。
白7、ラテン2、黒1
 
といったところか。適当にとった席が良席だったのもあるかもしれないがここでもホワイトの余裕、日本における曲解を見た。カップル率が高く、グループも多い。ヤジなどはなく、oh~とかだけでのんびりたたえる。一部に球団ロゴタイプをタトゥーしている猛者もいたが基本「勝っても負けても楽しいね!勝てばもっと上がるね!」な雰囲気で、悲壮感はどこにもない。日本のように単身男(婚姻有無ではなく球場来訪)が主導し、そのストレスなのか、カタルシスなのかをぶつけるような狂気の応援は皆無だ。
 
あとビックリしたのが「オッサン売り子の多さ」。日本だと「どう考えても顔採用だよね?」なチャイルディッシュで嬌声を張り上げる若い女が売り子だが、こちらはラティーノなオッサン。カウンターでも白オッサン。客の誘導係も白オッサン。仕事を愛しているんだろうけど「これなくなったら生きていかれへん!」という覚悟が伝わってくる。ともあれ、
 
「あぁ・・日本人は当時、敵性言語として、よし!ひけ!とかやってたんだよなぁ。」
 
と、
・適性言語として封殺する国
・ルース・ベネディクトら日本人研究者を招いて相手を研究する国
の違いをしみじみ見ていた。
 
そして偶然にも先日、かつてお世話になった富豪の持つシーズンシートに誘われて甲子園に行った。シーズン最終試合ということもあって最後まで誰も帰らない。その健気さというか・・・市場や国土を侵食されている今、
 
「日本の最後の聖域を守ろうとする人、人、人」
 
を見た。あれだけ声を枯らして応援しているのに、帰宅時には、静かに、何事も無かったかのように三々五々に散っていく。それは「帰路が安全」ということもあるだろう。LAのスタジアムはパーキングがすぐ隣にあり、歩くことはほぼなかった。さすが、日本の野球は、King of sport. てか日本人選手ってこんなデカかったっけ?世代差を感じるなぁ。
 
個人的には野球より往復フリーウェイのぶっ飛ばし具合のほうが面白かった。片側6車線とかで自由に飛ばしまくる。こんなに広いのになぜか事故や故障中の車が多い。車検制度もなく、自己責任の国。「自由の代償は衝突」だが、アメリカ人はそれに慣れまくってるからたまらん。日本人はその代償に慣れていないから、けん制や誘導による予定調和、同質、均質化を求めるわけだ。

街で結構見かけた、完全無人自動運転のタクシー。どうやら、中国企業のウェイモが、ジャガー(タタ(インド)傘下)を使って、ブルー・ステートで運用しているらしい。まずはやってみて。か。
 
交通事情・・・LAにおいて、下手したら8車線ある縦横無尽のフリーウェイ。車検制度もない自由の代償で「なんでこんなに広いのに事故?故障?」は愛嬌のうちだろう。噂のLAの渋滞はさすがというか。インフラとルールでこれだけ効率的にさばいても、あれだけ渋滞が起きる。
 
中心街でも2車線+路駐用の1車線は確保。信号赤でも右折は(表示がなければ)いってよし。横断歩道では絶対に歩行者を通す。一時停止は絶対。メリハリ運転とはこのこと。なんというか、交通インフラの余裕。国土の余裕。それがドライバーの余裕へと。が、フリーウェイの運転は粗い。特にボロい車の光軸は100%ずれている。で、
 
自転車:ゼロ
スクータ、モペット、軽自動車、:ゼロ
トラック:少ない(というかバカでかいトレーラのみ)
 
ま~ったく日本と違う。都市部で飛び出してくるモータ付自転車などない。高規格の新東名でもやっと3車線の日本のせせこましさ(運転はしやすいが、高架とトンネルが多すぎて危険)。インフラの余裕のなさは、ドライバーのマナーの悪さを作る。無駄で細かい需要が流通現場に負担をかける。
 
「日本はなんでもあるね!」
 
を無邪気に喜ぶよりその享受の陰にある「カネにならない労力、負担」を考えるべし。&日本は信号多すぎ!信号だって設置・運用コストかかってるんだぞ!これも「ムダな精緻化」の国民性。
 
が・・・欧米でつくづく不思議なのが「車載カメラの少なさ」。ほとんどの車についていない。で、アメリカではそこらじゅうに
 
・injury law
・accidents attorney
 
の看板。「ambulance chaser」とヤユされるわけだ。効率重視なのかなんなのか・・・かの地の弁護士に聞くと「懲罰的損害賠償」で$1~2Mがよく発生するらしい。
 
ちょっと調べたらカリフォルニア州の弁護士で30万人(アクティブ20万人弱、人口約4000万人に対して)!日本の弁護士は約5万人(人口1.2億人)!社労士、行政書士など日本の意味わからん職種がないとはいえこの違い。制度を難解にして、士業ごとの独占業務を作って、運用難易度をどんどんあげて、何やってんだか。
 
車の値段は命の値段。
 
日本で(のみ)売れ / 走りまくる軽自動車が、軽装による人命 / 熟練パイロット軽視のゼロ戦と重なるのは気のせいか。敗戦から80年、これから先もおそらく永遠に、国民の性向は変わらない。アメリカの保護国であるということも。
#「横田空域」は保護国の象徴だよね。

プロフィール

株式会社レップワン
代表取締役 福田兼児

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